公開日:2012-03-21十条銀座博物館 第14期展・昭和のちびっこ大会Ⅱ
今回は「昭和のちびっこ大会Ⅱ」と題して、前回の続きを紹介いたします。
前回は、昭和47年から49年までの「ちびっこ大会」(現・ちびっこ縁日)を紹介しました。
仮面ライダーに始まり、トラを含むホンモノの動物たちが登場したり、自動車を解体したり今では考えられない奇想天外なイベントをどんどん実施していましたね。
さて今回は、昭和50年代のちびっこ大会を見ていきましょう。
◆ 昭和50年代のちびっこ大会といえば、何といってもミニSLが大人気でした。
当時の十条駅前は、ご覧のようにロータリーの中に柵で囲われた歩道がありました。
その歩道を利用して、ロータリーをぐるりと一周まわるSLを走らせたのです。
これは、楽しそうですね。今でも乗ってみたい気がします。
◆ この年は、やはりトラやポニーなどの動物たちもやって来たようです。
残念ながら昭和50年ごろのチラシが手元に残っておりません。
◆ 昭和51年のちびっこ大会は、ゴーカートや10円木馬など、楽しい乗り物と・・・
・・・やっぱり、キャラクターショーも開催。相変わらず、すごい集客力ですね。
◆ 昭和52年のちびっこ大会は、完成したばかりのアーケードをフルに活用しました。
アーケードの中をミニSLが走りました! これは楽しそうです。
「わんぱくえき」には、順番を待つ長蛇の行列ができました。
◆ この他にも、ラジオ番組とタイアップしたチャリティーオークションのイベントや・・・
↑ こちらは、昭和53年ちびっこ大会の写真。
この年はチラシも残っていました。 ↓
◆ フジサンロードでは、恒例のわたあめ、金魚すくいなど縁日も開催。
現在のちびっこ縁日と、ほとんど変らない光景ですね。
◆ 昭和55年のちびっこまつりでは、いつもの縁日、キャラクターショーの他にチンパンヂーショウ(猿まわし)や紙芝居なども行われました。
以上、昭和50年~55年の「ちびっこ大会」の様子を紹介してまいりました。
この頃の十条銀座はアーケードを建設し、大理石の舗装も完成して街の景観が大きく変貌した時期でもあります。
新しい商店街のスタイルを模索し、新しい事業にも次々とチャレンジしていました。
そんな勢いと盛り上がりが、当時の写真からも伝わってきますね。
十条育ちの子どもなら、必ず記憶に残っている、これからも、そんなイベントであり続けてほしいと願っています。